殊更に贅を尽くす生活は、食生活の分野でも否定的になってきているでしょう。好ましい事です。
日常の生活空間から遠く隔たった、異郷の地から食材を取り寄せ、それもカテゴリー互とに異なった地からの食材を、複数取り交ぜて、従来にない新たな味わいや風味を創造する事を是認する風潮がありました。
テレビのコマーシャルでもチャッチフレーズとなった「贅沢なお味」といった所業は、第一健康にも好ましく無い場合が多いと、常識的に判断されます。
「四里四方」という的確な、健康維持の妙提を示す言葉が、昔から郷土入間には在ったようです。
長年の多くの人々の生活実態や健康の推移、究極的には長寿の条件を、食生活の点から、大数感覚として捉えれば、現代で言うところの「地産地消」を意味する「四里四方」は、有難い言葉でしょう。
人々が、代々一定の範囲で人生を過ごし、通婚も限られた範囲であるならば、遺伝的に「四里四方」の食材に適合した身体となっている筈だ、という奥深い意味も含みます。
すなわち、自宅から「4里=16㎞」以内の、農産物や自生の植物を食するのが、最も健康に適った食生活、という訳です。これは、諸エネ、エコライフとして、「地球温暖化」抑制にも、大いに貢献します。
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