午前9時15分頃に、入間市役所5階の事務局で本日の委員会出席を告げた後、第2委員会室に入りました。入口の委員会出席簿に捺印して、委員席に着席しました。本日は、市議会本会議から付託された案件を審査する、都市経済常任委員会の開催日でした。しばらくは委員席に配布されている、土地区画整理の図面を眺めたり、隣に着席している委員と雑談したり、入室した市の部長に素朴な疑問点を尋ねたりしました。さすがに、定刻時間には全員が揃い、午前9時30分から委員会が始まりました。
条例の一部改正2件と、市道の認定1件と廃止1件は、比較的速やかに審議が進みました。私宮岡治郎は、道路の認定で、宅地開発に伴う道路が幅員4.5メートルと、建築基準法の最低基準の4.0メートルを上回っている事情は、入間市側の建築市道によるものか。と質問しました。
担当課長の答弁では、建売業者が、敷地内を通り抜ける幅員4.5メートルの道路を含めた開発計画を提示したそうです。近年では、マイカーが生活に定着している為か、住宅内の進入路でも、ゆとりをもった設計が実施されているようです。上藤沢地区の大規模宅地開発では、生活道路の幅員が5.0メートルであったことを思い出しました。
平成21年度予算は、一般会計審査を、環境経済部、建設部、区画整理部のそれぞれの所管の範囲で、審査しました。途中昼休等をはさんで、午後3時半頃まで続きました。平成21年度の下水道や4つの区画整理予算の終了で4時半頃となり、平成21年度水道事業の企業会計予算が終わって、全ての審査が終了したのは、午後6時頃でした。
今回の審査は、昨秋の市長選挙に出馬し自動的に市議会議員を失職した、革新政党の委員がいません。予算についての反対討論もありませんでした。
しかし、政治とは、政治家とはなぜか、市民の全体意思を委員会審議に反映させようとの、潜在意識あるいはバランス感覚が働くもののようです。面白いもので、「オール市長与党」に近い状況となりますと、「市長与党」議員が、敢えて「市長野党」議員的な質疑をする傾向が出てきます。
また、市執行部の答弁も、「市長与党」議員に対して「さえも」、「よいしょ」はしてくれないようです。審査内容は、メリハリな効かないようでもあり、それでいて核心にせまっているようでもありました。政治の本質とは、お祭的な馴れ合いにはならず、常にそのような人員構成でも、対決的な緊張感を伴うものです。
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