情報を得る事は、様々の判断をする場合の必要条件です。一定の確度のある客観的な情報に疎ければ、そもそも市議会議員は務まらないでしょう。しかし、下世話は、往々にして発言者の主観や保身、ご都合主義が含まれるものです。したがって、情報収集に際しては、同様の対象についての、他所で入手した情報と、交差して確認しなければなりません。クロスチエックは、金融機関を始めとする企業活動でも、勿論外交、軍事、地方行政でも必須の業務となっているでしょう。
その上でも、情報とは単なる事実の断片にしか過ぎません。たとえ錯誤や虚偽、偏見や理解不足を取り去っても、普遍的な価値観への結びつくだけの汎用性のあるものでは無いのです。情報は、基礎的な教養の裏打ちが無ければ、それに基づく一般化や体系化、普遍化の作業が無くては、どこまで行っても、塵の山でしかありません。「情報=インフォメーション」はどこまで積み上げても、「知識=インテリジェンス」にまで昇華することは無いのです。
私宮岡治郎は、最近特に好まずとも、私以外の他者同士の、情報交換の場に立ち会わされる状況が増えています。
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