若い人には、多くの夢と可能性がある。と論述すれば、自分自身が老いた事の証拠あるいは証明となるかも知れません。
であっても、若い世代の可能性や夢の手助けを、支援をする。少なくとも、妨害する存在は排除するのが、私としての政治の役割の一つであると考えています。
自由闊達な発言を封殺する風潮や装置についても、発言に甚だしい弊害が無いのであれば、排除すべきでしょう。これは発言する側だけではなく、聞く側にとっても様々な憶測を呼び、健全な判断力を形成する訓練を、結果的に阻害することになります。
江戸時代後期の儒学者佐藤一斎は、その著書『重職心得箇条』で、次のように述べています。
「物事を隠す風儀悪しし、機事は密なるべけれども、打出して能き事迄も包み隠す時は却って、衆人の探る心を持たせる様になるもの也。」
その上で一言申し上げたいのは、ことさら秘密事項をこしらえる役人や政治家の場合、不都合な事実を覆い隠すだけではないという事です。それよりも、秘密事項として情報を独占することによって、自己あるいは特定の第三者に不当な利益をもたらそうとする企てがある場合が多く、その社会的歪が多大であるからです。
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