長崎県は九州の北西部に位置し、多くの島嶼を擁しています。九州の本体の部分も、島原半島、長崎半島、西彼杵半島が、乱雑ともいえる形状で散らばっています。その地形は、何らかの動植物や文字の形象に例えるすべも無い程に煩雑で、当然海岸線も長くなっています。
半島部は急峻な山岳部を有し、その斜面から夥しい川が源を発し、四方へ流れています。豪雨時に、長崎県で水害が多いのも頷けます。雨量ではなく、地理的な条件が災害を誘発するのでしょう。
入間市のような、平野と台地と丘陵を構成要素とする地理的条件や、内陸としての穏やかな風土とは、根本的に異なるようです。長崎県は、『西海の県』と言えるでしょう。
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