政治は生き物であり流動性があるとしても、政治家は党派・会派や選挙区・選挙地盤などのよって、おのずから「立ち位置」というものがあると思います。 常にその場限りの言説を披歴するのは評論家・警世家ではあっても、政治家の名には値しないでしょう。
これを「しがらみ」と呼ぶのならば、その呼称も甘んじて受ける所存です。
とはいうものの、現代世界では、いかなる立場であろうとも、いかなる地域に居住しようとも、世界の情勢・趨勢を俯瞰するための情報を得る手段は、平等に機会が与えられていると考えます。
要するに、異なる意見や価値観の差異を越えて、先方の意中を感得し、察する力。 場合によっては、敢えて先方の饒舌を引き出す技術と、それに即応した説得的な弁舌、によって、究極的には物事を平和的に解決し、まとめる力が政治家に求められているのでしょう。
私もここで自身の立ち位置を予め開示することなく、多少アンフェアーでしょうが、政治技術的な知恵者に徹して行こうと考えだしている所です。