午前9時半頃から午後3時半頃まで、入間市議会の平成21年度決算特別委員会の現地調査が実施され参加しました。
一番目は、市庁舎玄関前で、停車中の循環バス『てぃーろーど』の車両を、午前9時40分頃から定刻に発車するまでの間に調査しました。
二番目は、市のマイクロバスで宮寺小学校に赴きました。到着後まず、校舎の耐震補強工事を調査しました。校舎の南側や西側の窓側に取り付けられた、内部が鉄骨構造の筋交い(ブレース)は、当初からそこにあった意匠上の装飾と考えるのも無理ではないと思われるほど、意外な調和を示していました。柱と壁の隙間・細隙(スリット)形成は発砲スチロールで塞いだ上に、柔軟性のある塗装が施してあるため、手で押してみなければ、コンクリート壁と見分けがつきません。
この耐震補強工事は、付帯的に側面外壁の防水系複層塗材による改修工事と、屋上の防水工事を伴っています。側壁の仕上げでは、屋上付近を赤い横線が走り、小学校児童の元気を促進する効果もねらっているやに感じました。また、屋上に階段で上がりますと、防水の完全性は一目瞭然でした。既設の防止シートを剥がす事無く、その上に新たに防水のウレタン塗膜で補強する、といった無駄のない工法でした。
屋上からの眺望は、尚更意義のあるものとなりました。南下の校庭では児童が多く見えました。きっと体育の事業中であったと思われます。目を上に転じますと市街地が、その上には、狭山丘陵の鮮やかな緑が、紺碧の空に映えました。東西の市街地も緑が多く、北に目を転じますと、医師会立の看護学校の校舎が意外なほど近くに見えました。
次に、現地調査参加議員がA班とB班の分かれて、「授業参観」を行いました。
私はA班で、先に「教科指導員」配置状況を「現地調査」しました。2年生の算数の授業でした。問題集から一桁の足し算を10問を一斉に始め、出来上がった順に「ハイ」と手を挙げて返事をします。24人の全ての児童の返事が終わった時点で、応え合わせとなります。教諭は教壇を離れずに指導しますが、「教科指導員」は、児童の二人掛けの机の間を歩き回り、中腰の姿勢で、個別の児童の指導を行います。
次に視聴覚室的な教室に移動して、「英語指導助手」配置状況と「電子黒板機能付きデジタルテレビ」整備状況を「現地調査」しました。英語を母国語とする先生が、電子黒板を補助的に活用しながら、「ゴー・ストレイト」、「ターン・ライト」、「ターン・レフト」などを拍子を付けて繰り返し、児童に反復させていました。
保護者ボランティアとして、児童の間を指導して回っていた女性は、私にとっても「姉妹都市交流ドイツ語ボランティア通訳」仲間の方でした。しかも、この方の祖父の弟さんが、私がかつて在学した西武小学校の1967年度の校長先生であり、私自身の初等教育の原点が、多くの意味で「宮寺」にかかわっている、という事実を再認識し、感慨無量でした。
三番目は、市内久保稲荷1丁目にある、社会福祉法人『創和』に移動し、施設で調理している仕出し弁当での昼食時間を含めて調査しました。
新築の建物に対して、国、県と共に入間市も補助しており、その額が約1,200万円程です。鉄筋コンクリート造りの総二階建で、延べ床面積は300㎡弱で、平面図上、6つの細長い、幅がまちまちで長さの同じ長方形の構成単位を、凸凹にずらして結合させた設計となっていました。
コンクリートの打ち放しの壁構造でありながら、床から天井付近までの開口部が豊富で、強化ガラスで覆われ、部分的に窓が横滑りに開きます。就労支援施設本来の安全や機能だけでなく、店舗・レストランとしても見映えのする、斬新な建築となっていました。
四番目は、野田の西武線元加治駅を調査しました。
五番目は、野田の『谷田の泉』を調査しました。
六番目は、野田の組合施工の『野田土地区画整理事業』を調査しました。