午後1時頃に黒須公民館に赴き、2階の大会議室に入りました。本日は午後1時30分から3時40分頃まで、講演と対談の会が開催され、市議会議員としてご招待いただきましたので、参加しました。
また、出席の受付の方々のお勧めもあり、『入間市の文化財をいかす会』に入会しました。
本日の講演と対談の主催は『入間市の文化財をいかす会』、後援は『入間市教育委員会』で、題名は『建築家ヴォーリズと武蔵豊岡教会』でした。
基調講演は、大阪芸術大学教授の山形政昭氏で、「建築家ヴォーリズの作品からみた武蔵豊岡教会の特長と魅力」が50分間程。10分間の休憩を挟んで、短い基調講演が、神奈川大学教授の内田青蔵氏で15分ほど。その後に、両先生による対談「日本の近代建築における建築家ヴォーリズの役割りについて」が45分程、一般参加者からの質問と答弁が3回程ありました。
黒須公民館の2階に上がるのは初めてですが、大会議室は視聴覚室仕様でもあり、左右の窓の黒い暗幕を引けば、スライドの投影も出来ました。
私自身は十年来、ヴォーリズについて、折りある毎に学習してきました。その予備知識を基礎に、今回のレクチャーで、ヴォーリズ建築作品への接近の仕方や、理解の手掛かりを得る事が出来ました。
ヴォーリズの作品の一つである『武蔵豊岡教会』の位置付けを、石川家や郷土史とは別に、ヴォーリズのライフワークの一環の中で把握出来ました。この建造物について、改築の意見もあったようですが、「保存と公開」が本筋であると考えました。